重文|一棟|清浄心院|江戸時代|昭和40年5月29日指定
奥之院参道、中の橋の手前に建つ上杉謙信、景勝の廟墓です。謙信の名は天正2年(1574年)、45歳で上洛した時、高野山にも訪れ、その折、贈られた法名であるといいます。 位牌刻銘には次のように記されています。
(右)為権大僧都法印謙信
(左)為権大僧都法印宗心
建物の建立年代は、江戸初期頃の建立と推測されています。小規模ながら、霊屋としては古い方に属するもので、内部は格天井を張り、須弥壇(しゅみだん)上には二基の石碑を納めています。
昭和41年、解体修理が施され、それまで銅板葺であった屋根を檜皮葺(ひわだぶき)に復旧しました。
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