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祓川弁天
所在地:大門弁天公園内
祓川弁天の名称
祓川(はらいかわ)とは、弁天岳(984.5メートル)の中腹を水源とする細い谷川をいいます。祓川はすぐさま高野山内を西から東に流れる御殿川(おどがわ)へと合流しますので、実際には大変短い川ということになります。
祓川の名称の由来については、弘法大師が初めて高野山へ登山したとき、この地に魔障の難があったので、それを祓(はら)い清めた川だと『紀伊続風土記』などには記されています。さらに弘法大師は、その清めた場所に御幣(ごへい)を差し置いたそうです。御幣とは神にささげる供物や紙を切ったものを木や竹の串(くし)にはさんでお祓いとして使うものをいいます。
後世、御幣を差し置いた場所に「幣の坊」という寺院が建立され、不動明王が本尊としてまつられたのだといいます。そして、祓川のそばには鎮守として弁才天女が勧請され、以後、祓川弁天と呼ばれるようになりました。以上の伝承からは、祓川弁天社を管理していたのが幣の坊だった可能性があるわけですが、幣の坊自体が現存しませんので詳細は不明となります。
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