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三鈷の松
飛行三鈷杵記録 (ひぎょうのさんこしょうきろく)
伽藍名所旧跡
寛治2年 1088 2月28日 白河上皇御登山により、御影堂にて飛行三鈷等を天覧。その折り、還御(かんぎょ)され、これ以降、鳥羽宝蔵に納められることとなったとする。
貞永1年 1232 10月14 後鳥羽天皇皇后(修明門院)より天台の僧、湛空日 上人、飛行三鈷杵を拝領する。
建長5年 1253 6月8日 飛行三鈷杵を高野山に返納する知らせが嵯峨二尊院より届く。
天台の僧、湛空上人が夢に見て、浄土宗真教を通じて、飛行三鈷杵を高野山に返納することとなった。

7月5日 高野山側より嵯峨二尊院へ飛行三鈷杵の拝受に向かう。
7月9日 飛行三鈷杵返還。高野山全山で迎える。
7月27日 湛空上人、座って合掌にたまま、高野山で往生する。
上人より高野山に三鈷杵が返納された折りの文書(牒状)があり、それによると、「−前略− 大師の宝物を永く御影堂に納める。ついては、いかに権門勢家(権勢のある家)よりの厳命によっても、持ち出しをしてはならない。もし破った者は冥罰を加える。建長5年癸丑7月5日 仏子湛空 」とある。
康応1年 1389 9月末 足利義満将軍登山。御影堂内陣にて飛行三鈷杵を披見。義満公熟覧し、自ら箱に封印を加える。
応永10年 1396 3月 准三后入道義満公高野山参詣。御影堂にて飛行三鈷杵を披見。
永享3年 1431 4月 将軍義教公高野山参詣。御影堂にて飛行三鈷杵などを披見。
寛正2年 1461 4月19日 大将軍義政公高野山参詣。御影堂にて飛行三鈷杵などを披見。
文亀1年 1501 3月 伽藍東塔の落慶供養があり、その折り、飛行三鈷杵を展覧する。
永正17年 1520 6月 伽藍金堂上葺供養の日、御影堂内陣にて飛行三鈷杵を展覧する。
天正15年 1587 9月7日 伽藍金堂落慶に際して、御影堂にて飛行三鈷杵を展覧する。
寛永7年 1630 10月7日 伽藍大塔に落雷炎上し諸堂を焼く。御影堂の飛行三鈷杵をはじめ多くの宝物を無量寿院に運び出し難を逃れた。
慶長3年 1598 初春 木食応其上人、飛行三鈷杵の函を寄進した。
寛永11年 1634 3月21日 御影堂大法会の折り、御影堂中陣の東壇に、新たに壇を設けて安置し守衛をつけて飛行三鈷杵を展覧した。
貞享1年 1684 3月5日 弘法大師850年御遠忌に際して、御影堂の東廊において内覧し、群衆が結縁した。
享保19年 1734 3月19日〜 弘法大師900年御遠忌に際して、御影堂において展覧し、群衆が結縁した。
天明4年 1784 3月19日 弘法大師950年御遠忌に際して、御影堂において展覧した。
天保5年 1834 9月5日〜 弘法大師1000年御遠忌に際して、御影堂において展覧した。
万延1年 1864 9月19日 伽藍金堂上棟入仏曼荼羅供に際して、御影堂中陣にて展覧。
明治6年 1873 5月15日〜 東京両国回向院にて開帳。
明治7年 1874 7月21日〜 阿波徳島勢見山観音寺にて開帳。
9月11日〜 和歌山覚樹院にて開帳。
明治17年 1884 6月21日〜 弘法大師御遠忌に際して御影堂にて展覧。
昭和9年 1934 5月7日〜 弘法大師1100年御遠忌に御影堂にて展示。
平成2年 1990 8月1日〜 高野山第二世真然大徳1100年御遠忌に際して、霊宝館にて展示。
平成15年 2003 4月15日〜 「空海と高野山」展に際し京都国立博物館にて展示。
7月20日〜 「伽藍御影堂と弘法大師信仰」展に際し霊宝館にて展示。
10月10日〜 「空海と高野山」展に際し愛知県美術館にて展示。
平成16年 2004 4月6日〜 「空海と高野山」展に際し東京国立博物館にて展示。
10月9日〜 「空海と高野山」展に際し和歌山県立博物館にて展示。

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