万年草は、「コウヤノマンネングサ」とするのが日本名(和名)のようですが、実は同じような名前に「コウヤノマンネンスギ」といったシダ類の仲間もありますので大変紛らわしいのも事実です。ここではあくまでも「コウヤノマンネングサ」の方で、便宜上「万年草」と書くことにします。 万年草はコケの一種で、湿地帯で枯葉などが落ちた場所を好んで群生します。根は地を這うように長く伸び、その所々から細い10センチメートル弱ほどの茎を出して葉のように分岐します。茎を持ちますので、通常ではコケとは思いにくいというのが、逆に万年草の特徴といえるでしょうか。 近世において、高野山(奥之院)の万年草が特に有名になりました。それは、近松門左衛門の「心中万年草」の題名ともなったことにもよるのかも知れません。 NEXT2.奥之院の万年草