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高野山 霊宝館(れいほうかん)

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展覧会について

特別展・企画展

第27回高野山大宝蔵展 「高野山の名宝」
期間:2006年7月16日(日)〜9月18日(月)

高野山は今から約千二百年前、弘法大師空海によって、修行の道場として開かれました。その後、時代に即応しつつ、たくさんの人々の信仰に支えられ、高野山固有ともいえる歴史を積み重ねてきました。地形的には南北に狭く東西に広がる山上盆地であり、こうした環境の中で、現在117の寺院が存在しています。

高野山の寺院には比較的多くの宝物が伝わっています。それでも高野山開創以来、四度にも及ぶ大火災を経ており、失なわれた宝物の数は計り知れないものがあると想像されます。現在に伝わる宝物、名宝類は、連綿とつながる信仰や文化を軸に生まれ、あるいは各地から持ち込まれてきた場合も少なくありません。これらの宝物は、幾多の危機をまぬがれ、そして護られてきた貴重な名宝なのです。

宝物は近代になって文化財として取り扱われるようになりました。これを一堂に集めて保存し公開しているのが高野山霊宝館です。霊宝館では年に一度、「高野山大宝蔵展」と題して特別展を開催いたしております。この度の大宝蔵展では、仏像・仏画などを中心に高野山の名宝の一部を出陳することになりました。展示品数は、国宝9件、重要文化財(重文)23件、和歌県指定6件、重要美術品1件、未指定品32件の合計71件、そして同時開催の平常展では、重文約20件を予定致しております。

今回のみどころとしては、戦国武将達が高野山との関係の中で奉納したものや、その遺品についてスポットをあてて、一部展示することといたしました。成慶院の武田信玄像、持明院の浅井長政・同夫人像などの肖像画は、全国的にも有名なものとしてご紹介することができます。

大宝蔵展会期中は、下界では猛暑となる時期です。高野山は木陰にでも入ると清涼な風を運んできます。是非、こうした機会に霊宝館へと足をお運び頂き、歴史的な魅力の一端を味わって頂きたく、お勧め申し上げるものです。

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