迦楼羅(金翅鳥王)について

1つもどる

胎蔵界曼荼羅中の迦楼羅像

胎蔵界曼荼羅に描かれる迦楼羅
重文 血曼荼羅

 
迦楼羅(かるら)

 迦楼羅(かるら)は金翅鳥王(こんじちょうおう)などとも漢訳される天龍八部衆の一尊です。古代インドでは、火や太陽を神格化した神と言われ、巨大な霊鳥でありヘビを常食する鳥王とされていました。またヒンドゥー教では、神々がもっていた不死の霊薬アムリタを奪い、その偉大さを知ったインドラによってアムリタを皆に返すという条件でヘビを食べる力を与えられたと言われています。

 また、迦楼羅の母が龍の母と仲が悪かった事から、龍の仇敵になった、という伝承が生まれたようです。

 仏教では八部衆の一尊として、お釈迦様に教化され仏法を守護する天部神として尊ばれました。


 その姿は鳳凰(ほうおう)のように美しく、翼を広げると三百三十六万里もあると語られていたようですが、仏教に取り入れられてからは、鳥頭人身の姿で表されています。また、不動明王の火焔の光背が「迦楼羅焔(かるらえん)」と呼ばれるのも、この鳥が羽を広げた形を擬したものとされています。
 
不動明王の光背の「かるらえん」

不動明王の火焔
迦楼羅焔

1つもどる