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高野山 霊宝館(れいほうかん)

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収蔵品紹介

仏に関する基礎知識:明王(みょうおう)

愛染明王明王の「明」とは、サンスクリット語のヴィッドヤー(vidya)の訳語で、「知識」・「学問」を意味します。その「知識」は聖なる音を唱えることによって会得する、という信仰から、神秘的な力を秘める言葉とされる真言や陀羅尼(だらに)そのものを「明」と呼ぶようになりました。この「明」のもつ神秘的な力を身につけている人のことを「持明者(じみょうしゃ)」と呼び、「持明者(じみょうしゃ)」の王が明王です。

明王は密教独特の仏で、如来や菩薩では教化し難い悪しき衆生に対し、真言や陀羅尼の力でもって煩悩を打ち破り、覚(さと)りの世界に導くはたらきをもっています。

その尊像は勢いよく燃えさかる真っ赤な火焔を背負い、怒りの表情(忿怒相)で、激しい身体の動きも加えられ、威圧するように力強い姿で表現されます。

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